父が入院したと母から連絡が入ったのは、先月下旬。経緯は長くなるので省くが、「まさか?」という気持ちと、「とうとう来たか」という気持ちが半々入り混じっていて、母とはなるべく明るく話をしてても内心では動揺しまくっていた。
ちなみに「とうとう来たか」という感情には、年齢的なものの他に、それを誘発するような父の生活習慣を垣間見れば、誰しもが想像し得る結論だった、という根拠があったりする。
一番、懸念していた病気だった。——脳梗塞である。
定年後、普段からテンプレ通りの生活で、酒とタバコは欠かせない。犬の散歩以外は外に出ない。寝てるかテレビ観てるか酒飲んでるかで、同居している母と会話もしない。いつかこうなることは解りきっていたので、前々から家族全員で
「脳梗塞だけはなるな、できればポックリ」
とか辛辣な意見を飛ばしまくっていたが、頑固な父は改めることはなかった。まぁ、なってしまったものはどうしようもないのだけれど、気になっていたのは病状で、入院期間中はコロナ禍もあってかお見舞いにも行けず、まったく状況が掴めないのが不安で仕方なかった。母はあっけらかんとしていたが、そう見えるだけで内情は計り知れない。
それから二週間経って、無事に?退院したとの連絡がきたため、父の顔を拝もうかと実家に行ってきた。もう少しかかると予想していたので思っているほど重篤ではないのかもしれないな、とちょっぴり安堵したが、それでも左半身麻痺が残るといっていたのでその状態が気にかかった。
実家についた時間帯が遅かったのもあって、その日は父はすでに寝ていた。驚いたのが、半身動かし辛い状態にもかかわらず父の寝室が“2階”だったこと。
「…え、階段? 大丈夫なん?」
と思わず大きな声が出た。夜中なのにw
怪訝そうな顔をした母が
「なんでやの、大したことあらへんわ」
とこれまたあっけらかんと答えたので、何だか…あまりこれ以上は聞けないなという空気感があった。わたしは一緒に生活していないし、まして父の面倒を見ていく予定が今のところないワケだから、余計な口出しは無用なのである。
で、翌日、そんな父を家において、弟と甥っこ、母、わたしとで日帰り温泉に出かけるという、ね💦 しかも家を出る間際まで父は起きてこなかったので、実家に着いてから10時間経ってもまだ父には会えていない。
(目的が父の顔を拝むこと、だった気が)
まぁ、さすがに帰るころには起きてるだろうということで、せっかくなので堪能してきたよ。温泉に行く話は事前に聞いていたんだけど、父も一緒に来ると思ってたからちょっと何とも言えない気持ちになってたけども。
三田にある行きつけの銭湯『吟湯 湯治聚落(ぎんとう とうじしゅうらく)』。館内の雰囲気も泉質もなかなか良い。
ただ、車がないとちょっと不便かなぁ。電車と神姫バスでも行けるみたいだけど、今住んでいるところからだとちょっと遠い。宿泊施設があれば問題なさそうでも、ここは日帰り温泉施設なので。
母が岩盤浴を楽しんでいたので、先に風呂から上がったわたしは、アイスカフェオレを飲みながらソファでくつろぐ。
その後、弟とも合流してソフトクリーム食べて帰宅。あぁ、いいお湯だった💛
実家に戻ったら、父はリビングで横になっていた。かなり痩せたなぁ、という印象。病院食が合わなかったか?
母が言うには、心臓と腎臓の機能が弱っていること、軽い認知が入ってきているとの話だったが、まだわたしのことは覚えていたw 我々が温泉を楽しんでいる間に犬の散歩に行ってきたそうで、その言葉を聞いて安心した。
緊急性はないけれど、これまでより実家に顔を出す頻度をあげようかな、と考えている。
なんか、今季の冬は寒いよね!
皆さん、体調管理に気を付けて
元気に暮らしてください。
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