お正月から一週間経った1月7日に、母と初詣に行ってきた。
腰傷めていたので、例年通り自転車で門戸厄神、その後バスと電車で清荒神へのちょっとした小旅行コースは無理なので、今回は別々で行こうかと伝えたら、
「自転車ダメなら電車でエエよ」
「あれやったら門戸さんと清荒神さん日にち変えよか」
「お母さんそんな早く歩かれへんし、あんたの足に合わせられる」
と、打開案を並べてこられて、そこまで気遣ってくれてるのに無碍に断るのも失礼かなと、一緒に行くことにした。
ちなみに、7日は『清荒神清澄寺』をお詣りした。
去年の今頃と比べて、参拝客は割と控えめだった気がする。正月三が日など混雑しているときは迂回させられるんだけどね。今回は正規ルートで、しかもゆとりがあって楽だった。
今年は手水舎も復活してた。手を清めて、参拝。
そういえば、この日、天気予報では時雨れると記されていた気もするんだけど、見事に快晴だったな。さすが晴れ女(母)。ちなみに手前のシルバーカラーのコート着てるのが母。
1年ぶりの参拝、新年のご挨拶と昨年のお礼をしてきたよ^^
新しいお札を買って、昨年のお札を返礼し、ぐるーりと他の社を周って本堂の前にある『池苑』を眺める。わたしがカメラを構えていたので、何か珍しいものでもあるのかと池を覗き込む母。「なんもないで、取り敢えず記録してるだけ」と言ったら「なんやの」と白けた表情w
水かけ地蔵尊、水かけが復活してた。
今年も変わらず、凛々しいお姿❤ 久しぶりに挑戦したら、足元に何とか届いた。今年はケガせず、地固めに奮闘します!
一通りお詣りが終わったら、自動販売機でカップコーヒーを飲みながら母と談笑。現在の状況を伝えると、
「やっと、、、自分らしい道を選べたんやね」
と母がぽつり。
わたしは物心ついたときから、両親から「好きなことを仕事にするな」と言われてきたから、それを受け止めて、趣味以外で生きるための仕事を迷いながらも選んできたんだと答えると、
「はぁ!? なにそれ? お母さんそんなこと言ってないよ。どうせお父さんが言ったんでしょ? あんな人の言葉真に受けてアホやね」
と、予想だにしない返事が…💦
「お母さんは、好きなことじゃないと絶対に長続きしないから、自分に合った仕事をしてほしいといつも思ってた。一番初めにデザインの会社に入った時、落ち着くべきところに落ち着いたなと思った。あんたは型にはまった仕事向いてないから。なんでお母さんに相談しなかったんよ?」
そう言われて、返す言葉が見つからず。その時はそうなのか…と妙に納得した気分だったけれど、後になって、わたしの人生の幾度かの分岐点の時、父が強くわたしを否定したあとで母も合意して二人でボロクソに言っていた…記憶が呼び覚まされて、なんとも言えない気持ちになった。
その時の心境がTweetに。
母ったら、やたら優しいんだよね、ここんとこ
いろいろと確執があったから避けてたんだけど、もっと相談して話してほしかったとか言ってくるし
…あ、いかん、目から汁が。
— きつぎん (@Kitsugin2021) January 7, 2023
ここ数年、年齢を重ねたのも要因としてあるんだろうけれど、母の都合のいいように記憶が改ざんされてる気がするんよね。だから、余計に生涯にわたって1っつも解りあえなかったな…と切なくなる^^; 母に相談して、わたしの意思が伝わって物事が動いたのなら、少なくとも今の人生ではなかったと。
でもそれは両親のせいではない。わたしが、そう選択して生きてきた結果だから。
まぁ、母が機嫌よく過ごしてくれるのが、わたしの幸せの一部でもあるからなぁ。なんてね。
「それにしてもあんた、お母さんと初詣行くの好っきやね!」
って笑っている母を見つめつつ思う。
お詣りの後は、前年同様コロッケを並んで買って(今年はミンチカツGETできた!)、宝塚まで出て、ランチしてきた。
『花のみち』に面したお洒落な建物の中にある、サンドイッチの美味しいお店『ルマン』。『たまごサンド』が名物で美味しいと聞いていたのに“サンドイッチセット”を頼むわたしもわたしだけどw そういや母も同じの頼んでた。なんでやねんw
(サンドイッチセット…野菜サンドやカツサンド、フルーツサンド、たまごサンドが1カットずつ1皿に並んでる)
手土産に、母のおごりで『たまごサンド』を持たせてくれた。ありがとう母!
次は『門戸厄神』だね。実はちょっと楽しみであったりする。
わたしも色々と記憶が抜け落ちているので、
ひとのこと言えないんだけどね。
まぁ、嫌なことは忘れるに限るね!