デンさんと出会ってスグに順風満帆な生活を送ってきたわけではなくて、そりゃもう紆余曲折、いろんなことがあった。それでも実家に居るときほどどす黒い感情に苛まれたことはないと思う。
以前にも何度か、両親との確執について触れたことがあったが、数年前までは、心の中で一生涯赦すことのできない感情がぐるぐると渦巻いていた。それがデンさんのお陰でいつの間にか蟠りも溶け、最近では必要以上に彼らに警戒することもなくなっている。
でもそれは表面上での話。
というのも、普段は無意識下でも両親に対してどうこう感じることなく過ごせているのに、関わった日の夜はかなり疲労困憊しているという事実に、先日気付いたからだ。
ちなみに先日実家に訪れた理由は、“母が近所の畑で買ってきた美味しいトマトを分けてもらう”ことで、万に一つの問題もなく、しかもこちらがお世話になってる側だというのに、帰宅した後、夜眠れなくなるほど心が乱れたのである。
少し考えて、デンさんに吐き出して、自分自身で導き出した答えは、
「彼らと本音で話すことはもう二度とできない」
からではないかな、と。家族に対して偽りの自分でいることに疲れているのだと。そして、相容れない事実を受け流すスキルがわたしには備わっていない(汗)。
まぁ、正直、物心ついたときから一定の距離をあけていた気がするんだけど、その切っ掛けがよく思い出せない。父とは明白であるけどね。
特別かわいがっているわけではないのに、寄り添ってくれる実家のワンコは、もしかするとそういう繊細な部分を感じ取っているのかもしれないな、なんて思ったりする。彼女は誰に対しても優しいんだけどね。ただ、会いに行くと
「なんで最近顔見せないんだ! 何してたんだ!」
てな感じで暫く悲鳴にも聞こえる鳴き声で吠えられるんだけどw
でも、両親には悪いが、自分自身を守るためにも、今後も接触は必要最低限にしたいなぁと思った。軽薄だと言われようが、わたしが一番大事なのはデンさんとの生活なので、そこに悪影響がでることは極力避けたいんだよね。
これが美味しいトマト。10個くらいもらった。フルーティーで最高に美味しい。皮が固めなので、湯むきしていただいております。
お母さんありがとう💖
誤解のないように言っておきますが
両親のこと嫌いではなく
むしろ大好きなんですよ。
だからこそ、シンドイ。わかるかなぁ。