自分をめいっぱい恥じた日

わたしは、日頃からあまり金銭的に欲がある方ではない。そのくせ浪費家(あればあるだけ使ってしまう)なので、常に金欠状態であるが💦

常に野望を抱いているデンさんとは、その点では価値観が違っている。

だけれども、この度、改めて自分の現在の不遇な状況を悔やんだ件があった。

母の叔父様が亡くなったと知らされたのは、土曜日の夕方。実は数年前から長期入院中で、特に先月下旬あたり、「もう危ないかも…」と知らされてはいた。

その時点では、いざ両親が叔父様のところへ向かわなければならなくなった際に、わたしが代わりに犬の面倒をみるという話になっていた(一度目は断ったが、泊りがけでなくてもいいとのことだったので了承)。しかし、もし可能であれば、弟が運転する車に乗せてもらって、わたしも参加するか? という話に変わった。

場所は福井県。日帰りだとしても1日は潰れる。現在通っている訓練校を休まなければならない。
(実はわたしが通っているのはハローワーク窓口の職業訓練校である。しかも給付金を申請している)

この時に、訓練校の職員やハローワークに休む際の手続き等を確認していればよかったのだが、わたしは7~8割方“行かない”つもりでいたので、誰にも相談しなかった。デンさんも、行くことに好意的ではなかったし。

だけど、母の叔父様は危篤状態から何とか快方に向かい、まだ予断は許さない状況ではあったが2週間以上も生きておられて、日が経つにつれ、(わたしは)機会があれば行きたいなという気持ちに変化した。その矢先、叔父様の訃報を知った。

弟や母から連絡が来た時には、心が「行く」と決めた。

だけれども、土日は訓練校もハローワーク窓口も開いておらず、連絡ができるとしたら11日(月曜日)当日の朝。出発は朝6時なので、連絡するころにはほぼ現地に近い位置に移動してしまっており、何かあっても引き返せない。

親族である証明、会葬礼状、その他もろもろ、ハローワークの指示がある書類が全てそろわなければ、今月の給付金はゼロになる。現在の生活でそれはとても大きなリスクを伴うものだ。

悩んだ。ほんっとーに、悩んだ。

わたし、デンさんと一緒に暮らしていなければ、例え給付金がもらえなくなっても行ったと思う。だけれども、わたしにも守る家族と生活があって。困窮している現状がのしかかってきて。行けないなぁ…と判断した。

悔しかった。これまで堕落して、“何とか生きていけるだけのお金があればいい”なんて、こんな年齢にもなって超絶恥ずかしいこと言い晒してきてたんだって気付いて、涙が出てきた。

デンさんにも
「お金がないと、義理も果たせないんやで。この悔しさ忘れずに頑張ろう」
と言われて、少し、目が醒めた感覚である。

正直未来のことは判らないけど、最低限、義理を果たせるくらいまでは余裕を持ちたい。

大叔父様、最後にお会いしたかったです。
2年半前にお見舞いに行った際、写真、撮っていればよかったなぁ。

ご冥福をお祈り申し上げます。


2年半前にお見舞いに行ったときは、
実は大叔父様ご家族とは疎遠になった経緯もあり
少し、距離を置いた感じだったんですけどね。

本当に勝手な人間で、ごめんなさい。

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